介護保険サービスで利用できる介護保険施設の種類と特徴

介護保険サービスで利用できる介護保険施設の種類と特徴

介護保険サービスで利用できる介護保険施設には、介護施設としての「特別養護老人ホーム(特養)」、リハビリを中心とした「介護老人保健施設(老健)」、長期入院して療養する「介護療養型医療施設(療養病床)」の3種類があります。いずれも、要介護認定を受けた人が対象です。

介護保険が適用されるので費用が安く、初期費用がかからないのも特徴です。

介護保険施設

特別養護老人ホーム 介護老人保健施設 介護療養型医療施設
年齢 原則65歳以上
入居条件 原則要介護3~5 要介護1~5 要介護1~5
初期費用 0円
入所期間 終身制 原則3ヵ月 長期可(状態改善まで)
費用目安 5~16万円 6~16万円 7~17万円

※個室(ユニット型個室)の場合は費用が高くなります。

特別養護老人ホーム(特養)

特別養護老人ホーム(特養)は、介護を必要とする人が、家庭の代わりとして暮らすことのできる公的な施設です。高度な医療が必要にならない限り、最期まで住み続けることができます(終の棲家になる)。介護保険が適用され、自己負担額が比較的安いのも特徴です。

有料老人ホームのような初期費用もなく、負担は月々の利用料のみです。また、施設介護サービス費は介護度と収入によって決定するなど、所得が低い方でも利用できるよう配慮されています。

待機者数が多く、なかなか入れないというイメージが強いのですが、2015年4月の制度改正によって、原則要介護3以上でなければ入所できなくなりました。今では、地域によって差もありますが、より必要性の高い人が優先して入居できるようになっています。

参考:特別養護老人ホーム(特養)とは|みんなの介護
参考:特別養護老人ホーム(特養)とは?|LIFULL介護

介護老人保健施設(老健)

介護老人保健施設(老健)は、自宅復帰を目指す要介護高齢者が、医学的な管理の下で介護や療養上の看護などを受けられる施設です。作業療法士や理学療法士等によるリハビリテーションと、栄養管理・食事・入浴などのサービスを併せて提供しています。

在宅復帰を目標とし、症状が安定していること、入院治療が必要ないことが入所条件です。

本来なら、回復期リハビリテーション病棟退院後、そのまま自宅に戻るのが困難な方が、維持期のリハビリ行う施設なのですが、実際には特養の順番待ちの間に利用されている方もたくさんいます。

参考:介護老人保健施設とは|みんなの介護
参考:介護老人保健施設(老健)とは?|LIFULL介護

介護療養型医療施設(療養病床)

介護療養型医療施設(療養病床)は、重い認知症患者や寝たきりの状態など、病状が安定していて長期の治療が必要な患者が、医学的な管理の下で介護や療養上の看護などを受けられる医療施設です。

急性疾患からの回復期にある寝たきり患者に対する医学的管理下のケアが中心となっているため、医療措置が必要で、要介護度が高い等、入居条件は厳しくなっています。

また、特養のような終身制ではないので、状態が改善すれば退所を求められることもあります。

ちなみに、2012年以降の新設は認められておらず、療養病床は廃止の方向性で進んでいます。

参考:介護療養型医療施設とは|みんなの介護
参考:介護療養型医療施設(療養病床)とは?|LIFULL介護

最後に

介護保険施設の利用を検討されている方は、既に要介護認定を受け、ケアマネジャーと契約しているはずですから、分からないことがあればケアマネジャーに相談して下さい。

また、施設には介護保険施設以外にも、民間が運営する有料老人ホーム等があります。

但し、営利を目的としているので、施設によってサービスの質が異なりますし、初期費用がかかったり、月額使用料も高いので、経済的に厳しい方は介護保険施設を検討して下さい。

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