脳梗塞で入院したら早くリハビリテーション病棟へ転院すべき!転院が遅れると回復も遅れる

転院できるなら早く回復期リハビリテーション病棟に移るべき

私の父は、一般病棟で19日間入院してから、リハビリテーション病棟へ転院しました。

正直、もっと早くリハビリテーション病棟へ転院しておけば良かったと思うことがたくさんあったので、一般病棟とリハビリテーション病棟の違いについてまとめておきます。

回復期リハビリテーション病棟について

リハビリ病棟に入院できる条件

脳卒中(脳梗塞)の場合、発症から2ヵ月(60日)以内にリハビリテーション病棟に転院しなければいけません。また、入院できるのは最長で180日間です。

入院までの期間 発症から2ヵ月(60日)以内
入院できる期間 最長180日

リハビリテーション病棟へ転院できる期間は決まっているので注意して下さい。

リハビリ時間の違い

一般病棟 リハビリテーション病棟
リハビリ時間 最大2時間(6単位) 最大3時間(9単位)
土日祝日のリハビリ 無いところが多い あるところが多い

私の父が一般病棟にいる時は、作業療法士、理学療法師、言語療法士のリハビリが各25分程度、合計しても1日1時間程度しかリハビリ時間がありませんでした。また、土日祝日はリハビリが無かったので、病院側からは「家族の方も積極的にリハビリを手伝ってほしい。」と言われていました。

ですが、リハビリテーション病棟に転院してからは、作業療法士と理学療法師のリハビリを中心に各1時間、合計して1日3時間のリハビリが行われました。また、土日祝日も休みはなく、365日リハビリが行われているので、家族がリハビリを手伝うことがほとんどなくなりました。

許可が出れば自主トレにも付き合ってもらえます。

リハビリ方針の違い

一般病棟 リハビリテーション病棟
目標 廃用症候群の防止・軽減 退院後の生活を見据えた訓練

一般病棟(急性期)では、治療が最優先され、リハビリも廃用症候群の防止・軽減が主な目的となっています。筋萎縮(筋肉がやせてしまうこと)、関節拘縮(関節が硬く動きにくくなること)、廃用性骨萎縮(骨の強度が落ちてしまうこと)、起立性低血圧(立ちくらみ)、精神的合併症、括約筋障害(便秘・尿便失禁)を防ぐことが目的です。

回復させることではなく、現状より悪化させないことが目的となっています。

ですが、リハビリテーション病棟のリハビリは、失われた機能の再獲得と退院後の生活を見据えた訓練が目的となっています。リハビリ内容も実践的で、より大きな回復に期待が持てます。

筋力低下による問題

厚生労働省調べによると、安静臥床(安静に寝ている状態のこと)による筋力低下について以下のような調査結果が出ているそうです。

1週間寝たきりの場合 筋力が20%低下
2週間寝たきりの場合 筋力が36%低下
3週間寝たきりの場合 筋力が68%低下
4週間寝たきりの場合 筋力が88%低下
5週間寝たきりの場合 筋力が96%低下

そして、低下した筋力を取り戻すには下記の期間がかかるそうです。

1日の安静臥床 1週間
1週間の安静臥床 1ヵ月
2週間の安静臥床 2ヵ月
4週間の安静臥床 6ヵ月

これは私の父も実感しています。

リハビリテーション病棟に転院して、1週間で麻痺していた左脚が動く様になったものの、筋力が低下しているせいでふんばることができません。つまり、歩くことができません。低下した筋力を取り戻すのに2ヵ月以上かかると言われました。

一般病棟で寝たきりの状態が続くほど、筋力は低下していき、それを取り戻すのに時間がかかります。転院が遅れる程、回復も遅れてしまう可能性がある訳です。

介助する家族の負担

一般病棟にいた時は、毎日体を拭いて、パジャマを着替えさせて、尿取りパッドを交換して、リハビリを手伝ってと、介助する側もやることが多くて大変だったのですが、リハビリテーション病棟では、自分のことはできるだけ自分でやる様に言われます。

おかげで、転院時は左脚麻痺でオムツに排便排尿していた父も、一週間でトイレを使える様になりました。日中もベッドで寝ていることはほとんどなく、車椅子の上で生活する様になりました。

もちろん、一人で危ないことは介護師が付き添ってくれます。

リハビリテーション病棟に転院してから介助がぐんと楽になりました。

最後に

以上の様な経験から、一般病棟(急性期)から転院の許可が出たら、早めにリハビリテーション病棟(回復期)へ転院することをお勧めします。

ちなみに、転院先の病院を決めるのは、患者及び家族です。リハビリテーション病棟への転院が必要だと分かった時点で、早めに見学手続きをしたり、病院選びを始めて下さい。

また、病院を決める時は下記の点に注意して下さい。

ポイント
  1. 1日3時間のリハビリが行われているか?
  2. 土日祝日もリハビリが行われているか?
  3. 職員の対応や病院全体の雰囲気はどうか?
  4. 看護や介護の人数は充実しているか?
  5. 退院に向けて相談等にのってくれる医療ソーシャルワーカーがいるか?
  6. 個室が良ければ個室の有無と差額ベッド代はいくらか?

私の場合は、一般病棟のリハビリ担当医(理学療法士)にアドバイスを頂いて今の病院に決めました。候補が複数ある場合は、リハビリ担当医や医療ソーシャルワーカーに相談するのもお勧めです。

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