脳梗塞と熱中症の違い!家族はどう判断すればいいのか?

脳梗塞と熱中症の違い!家族はどう判断すればいいのか?

情けない話ですが、父が脳梗塞で倒れた時、私はずっと熱中症だと思い込んでいました。

幸いにも、父本人が異変を訴え、すぐに救急車を呼んで病院で診てもらえましたが、もし熱中症だと判断して家で安静にしていたら、父はもっとひどい後遺症が残っていたのかもしれません。

そこで今回は、何故私が脳梗塞を熱中症と勘違いしたのか?脳梗塞と熱中症はどう判断すればいいのか?家族はどう対処すればいいのか?についてまとめておきます。

脳梗塞と熱中症は症状が似ている

脳梗塞も熱中症も、一番起こりやすいのは夏場です(熱中症が脳梗塞を引き起こすこともある)。

また、私の父の場合、救急車で搬送された時の症状は「めまい」「手足のしびれ」「発汗」でした。ろれつも回っており、意識もしっかりありました。熱中症でも起こる症状です。

脳梗塞の症状 熱中症の症状
  • 体の片側に力が入らなくなる
  • 体の片側にしびれ感覚障害が出る
  • ろれつが回らなくなる
  • 言葉が理解できなくなる
  • 視野の片側が欠ける
  • 物が二重に見える
  • めまいふらつきがある
  • 頭がぼんやりしたり意識を失う
  • 物を認識できなくなる
  • 物の使い方がわからない
  • めまいや立ちくらみ
  • 手足のしびれ
  • 筋肉のこむら返り
  • 頭痛
  • 吐き気や嘔吐
  • 倦怠感や虚脱感
  • 返事がおかしい
  • 意識障害
  • 痙攣
  • 体が熱い

※脳梗塞で頭痛のケースは少ない(頭痛が起こるのはくも膜下出血)。

ただ、脳梗塞と熱中症では対処法が全く異なります。

熱中症なら、エアコンが効いている室内や風通しのよい日陰などの涼しい場所に避難し、衣服をゆるめて体を冷やし、水分・塩分の補給で様子を見ます(自分の力で水が飲めない時や意識障害がある時は救急車を呼ぶ)。ですが、脳梗塞ならすぐに救急車を呼ぶ必要があります。

脳梗塞を熱中症だと判断してしまう最悪のケースだけは防がなくてはいけません。

FASTチェックを行う

脳梗塞か熱中症か分からなければ、「FASTチェック」を行って下さい。

F=Face(顔) ニッコリと笑顔を作って笑ってもらう(口角を上げてみる動きをしてもらう)。口の片側が上がらない時には片側麻痺の疑いがある。
A=Arm(腕) 手のひらを上にして、まっすぐ肩の位置まで両手を上げて目をつむる。どちらかの手が下がってきたら、下がってきた方の手に片側麻痺の疑いがある。
S=Speach(言葉) 短い文章「太郎が花子にりんごをあげた」「生き字引(いきじびき)」を、数回繰り返し言ってもらう。スムーズに話せない。呂律が回らない。言葉を上手く発せない時は、脳の言語領域が傷ついたり、麻痺している可能性がある。
T=Time(時間) 一つでも該当及び疑いがあれば、発症時刻を確認してただちに救急車を呼ぶ。

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家族は高齢者の健康状態を把握し脳梗塞の知識をもっておく

下記は脳梗塞のリスクを高める危険因子です(動脈硬化を進行させる)。

危険因子
  1. 高血圧
  2. 糖尿病
  3. 脂質異常症
  4. 心房細動(不整脈)
  5. 喫煙
  6. 多量飲酒
  7. 肥満
  8. メタボリック症候群
  9. 加齢

危険因子を複数持っている高齢者がいる家族は要注意です。

私自身に欠けていたことなのですが、家族に60歳以上の高齢者がいる方、一緒に暮らしている方は、家族の健康状態を把握し、最低でも脳梗塞を疑えるだけの知識を持っておくことも大切です。

最後に

症状によっては、脳梗塞と熱中症をすぐに判断するのは難しいかもしれません(過去には医師ですら脳梗塞を熱中症と誤認したケースもあるぐらいです)。

そんな時は、年齢、危険因子、FASTチェックの結果全てで判断するしかありません。それでも判断できない時は、最悪の事態を想定して救急車を呼んで下さい。

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