脳梗塞の再発予防!食生活を見直してバランスのよい食事をとる

脳梗塞の再発予防!食生活の見直しでバランスのよい食事をとる

生活習慣病を改善するためには、食生活の見直しも必要です。

減塩と適正エネルギーを守り、ビタミン、食物繊維、EPA、DHA等、必要な栄養素をバランスよくとり、塩分、脂質、糖分の取りすぎには注意しなければいけません。

一般的なバランスの良い食事

患者によって食事で気を付けなければいけないポイントや適正エネルギー量は異なります。

私の父の場合は、リハビリテーション病棟退院前の家族カンファレンスで、食事サマリーを作成して頂き説明を受けました。退院後の食事については、担当の栄養士に必ず相談して下さい。

塩分は1日6g未満に抑える

塩分

高血圧を適切に管理するためには、減塩することが第一です。薄味に慣れましょう。

高血圧ガイドラインでは、「1日6g未満」に抑えるのが理想とされています。

参考:高血圧治療ガイドライン | 日本高血圧学会

ポイント
  1. 3食規則正しい時間に栄養バランスが整った食事をとる。
  2. 塩分の多い食材は避ける(味付きご飯・漬物・佃煮・梅干し・干物・はんぺんやハム等の加工品)。
  3. 醤油・ソース・ドレッシング等の後がけ調味料はやめる。
  4. だしの旨味を利用し料理の味付けを薄くする。
  5. 塩分を抑える代わりに風味や酸味を添えたり香辛料を活用する(だし・ごま油・酢・柚子・レモン等)。
  6. 水分補給はスポーツドリンクやジュースではなくお水やお茶でこまめに行う。
  7. 間食も塩分の多いものは控える(せんべい・おかき・するめ等)。

適正なエネルギー量に抑える

カロリー

適正な1日のエネルギー量に抑えるためには、炭水化物や揚げ物のとりすぎに注意し、エネルギーの低い食品を選びましょう。適正な摂取エネルギー量は身長から計算することができます。

計算式
身長(m)x 身長(m)x 22 x 25~30kcal = 1日の適正摂取エネルギー量

身長170cmの方なら、1.7×1.7x22x25~30=1,589.5~1,907kcalが適正摂取エネルギー量になります。

EPAやDHAなどの魚の脂をとる

いわし

魚の脂に含まれている不飽和脂肪酸「EPA(エイコサペンタエン酸)」や「DHA(ドコサヘキサエン酸)」などは、血液を固まりにくくする効果があります(直接血圧を下げる作用もある)。

青魚「いわし」「ぶり」「さば」「さんま」「さわら」等には不飽和脂肪酸が多く含まれており、中でも「いわし」は1尾でEPAを約1,000mg摂取できるのでお勧めです。

油は不飽和脂肪酸のものを使う

オリーブ油

調理に使う油は、動脈硬化予防に効果があるとされている不飽和脂肪酸が多く含まれている「オリーブ油」や「ひまわり油」を選びましょう。但し、過剰摂取には注意しなければいけません。

ビタミン類を多く含む野菜を積極的にとる

野菜

野菜はカリウムなどを多く含み、体内のナトリウムを輩出する働きがあります。中でも、緑黄色野菜は抗酸化作用をもつβ-カロテンを含み、血液を固まりにくくする作用があります。

但し、腎臓病の方はカリウムの制限が必要な場合があるので、医師や栄養士の指導を受けて下さい。

食物繊維の多い食材をとる

食物繊維

食物繊維には、急激な血糖値の上昇を防ぐ効果があります。

食物繊維を多く含む食品には、麦などの雑穀、豆類、いも類、根菜類、海草類、きのこ類、果物などがあります。また、これらの食材はカロリーが少ないため、肥満防止にも役立ち、高血圧、高脂血症、糖尿病の食事療法にも効果があります。

最後に

脳梗塞の再発予防には、適正エネルギー量内でいかに必要な栄養素をとれるかが大切です。

脳梗塞を起こす危険性を高める高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病は、服薬でコントロールすることもできますが、食生活を見直し、生活習慣も改善する必要があります。

脳梗塞の再発予防!生活習慣病の管理と血圧・脂質・血糖値の目標値

2017.08.27
スポンサーリンク
スポンサーリンク