脳梗塞の再発予防!生活習慣病の管理と血圧・脂質・血糖値の目標値

脳梗塞の再発予防!生活習慣病の管理と血圧・脂質・血糖値の目標値

脳梗塞の再発を防ぐためには、動脈硬化を加速させる「高血圧」「糖尿病」「脂質異常症」をしっかり管理しなければいけません。場合によっては、薬物治療や生活習慣の改善が必要です。

血圧・脂質・血糖値

項目 目標値
血圧 診察室血圧 140/90mmHg 未満
診察室血圧(抗血栓療法中) 130/80mmHg 未満
家庭血圧 135/85mmHg 未満
脂質 LDLコレステロール 120mg/dL 未満
HDLコレステロール 40mg/dL 以上
中性脂肪 150mg/dL 未満
血糖値 空腹時血糖値 130mg/dL 未満
随時血糖値 180mg/dL 未満
ヘモグロビンA1c(NGSP) 7.0% 未満

高血圧

脳梗塞の再発予防において、血圧の管理は最も重要です。

血圧が高いと血管壁の細胞が傷ついて動脈硬化が進みやすいからです。また、血圧を下げる治療を行った人は、行わなかった人と比較して、脳卒中の再発率が30%低下するというデータも出ています。

毎日血圧を測る習慣をつけ(血圧が上がりやすい起床後すぐに測るのが望ましい)、診察室血圧「140/90mmHg 未満」、家庭血圧「135/85mmHg 未満」を目標にします。また、抗血栓療法を行っている場合は、「130/80mmHg 未満」を目標にします。

脂質異常症

脂質異常症は、血管を傷めコレステロールが血管内に入り込みプラークを形成する原因になります。

血管壁の細胞にコレステロールなどが溜まり、動脈硬化が進行するのを防ぐためには、血清脂質(コレステロールや中性脂肪)をなるべく低めにコントロールする必要があります。血清脂質が低ければ、既に血管内部にプラークができていても、血栓による梗塞が起きにくくなります。

脂質異常症の管理では、LDL(悪玉)コレステロール値「120mg/dL 未満」を目標にします。

糖尿病

糖尿病があると、血管を傷めるため、脳梗塞の再発率が高くなります。

再発予防に関するはっきりした研究結果は出ていませんが、合併症予防のために、ヘモグロビンA1c「7.0% 未満」、空腹時血糖値(朝食を抜いた状態で測定した血糖値)「130mg/dL 未満」、随時血糖値(食後からの時間を決めない状態で測定した血糖値)「180mg/dL 未満」を目標にします。

最後に

脳梗塞の再発を防ぐには、脳梗塞の危険因子を減らすことが大切です。

脳梗塞を発症した人が危険因子を一つ管理するだけで、再発リスクは20%~30%下がると言われています。また、薬物治療も行い危険因子を全て管理すれば、再発リスクは80%以上も下がるそうです。

一つ一つの危険因子は軽くても、危険因子が重なれば脳梗塞の再発リスクは上昇します。定期的に検査を受け、必要なら薬物治療を行い、生活習慣を改善して再発を防がなければいけません。

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