どれぐらいかかる?脳梗塞になった時の入院費用(医療費)

どれぐらいかかる?脳梗塞になった時の入院費用(医療費)

68歳の父(国民健康保険)が、救急車で搬送されてからリハビリテーション病棟を退院するまでの114日間にかかった入院費用をまとめました。

脳梗塞で約4ヵ月入院した時の窓口負担と自己負担

入院期間 窓口負担合計 高額療養費の還付 自己負担額
114日 791,978円 221,885円 570,093円

※限度額適用認定証を利用しています。

入院期間は2017年7月10日~10月31日、2018年1月に高額療養費の還付が全て終わり、最終的な自己負担額は「570,093円」でした。

入院費用を心配されている方へ

脳梗塞になったら、入院費用を心配される方が多いと思いますが、100万円以上の高額な入院費用がかかることはまずありません。

と言うのも、「限度額適用認定証」と「高額療養費」と呼ばれる制度があるからです(この制度は誰でも受けられます)。

本来、ひと月入院すると、治療費やリハビリ費用の総額は100万円を超えてしまいます。3割負担なら自己負担は30~50万円です。ですが、上記の制度を利用すれば、ひと月の医療費がいくら高額になっても、最終的な自己負担が自己負担限度額を超えることはありません。例えば、年間所得600万円超901万円以下の方なら大体17~18万円、年間所得210万円超600万円以下の方なら大体8~10万円がひと月の自己負担限度額になります。

また、3ヶ月以上入院した場合は(限度額適用認定証を直近12カ月に3回以上利用)、4回目以降の自己負担限度額が更に減額されます。

但し、保険が適用されない「食事負担金」「差額ベッド代」「病衣代」「洗濯代」「文書料」等は別途負担しなければいけません。

食事負担金は1食360円、1日3食で1,080円、30日で32,400円です(住民税非課税の方は1食260円)。差額ベッド代は、差額ベッド室(個室)を利用しなければ請求されることはありません。病衣代や洗濯代も、家族が用意すれば請求されることはありません。

最低限必要な「自己負担限度額」と「食事負担金」だけなら、ひと月の入院費用は「12~13万円」です(年間所得210万円超600万円以下の方)。

ひと月にかかる入院費用
自己負担限度額 + 食事負担金 + (差額ベッド代 + 病衣代 + 洗濯代 + 文書料等)

※任意の医療保険に加入されている方は、給付金を請求する際に必要な診断書「文書料」が別途かかります。

入院費用の詳細

下記の表は、脳梗塞で倒れた父が114日間(2017年7月10日~10月31日)入院した時にかかった費用の詳細です。

2017年7月10日~7月28日までの19日間を一般病棟、2017年7月28日~10月31日までの96日間をリハビリテーション病棟でお世話になりました。

明細 請求額 窓口負担 高額療養費制度の還付
7月
10日~28日
外来(救急車で搬送) 6,360円 6,360円 ×
一般病棟(医療費) 85,740円 105,540円 自己負担限度額
食事負担金 19,800円
介護タクシー(転院時に利用) 6,800円 6,800円
7月
28日~31日
リハビリ病棟(医療費) 50,760円 65,520円 〇(49,065円)
食事負担金 3,960円
差額ベッド代 10,800円
8月 文書料(一般病棟) 3,240円 3,240円
リハビリ病棟(医療費) 35,400円 147,218円 自己負担限度額
食事負担金 19,530円
差額ベッド代 83,700円
おむつ代 3,188円
文書料(7月分診断書) 5,400円
リハビリ装具 162,020円 162,020円 〇(113,414円+48,606円)
9月 リハビリ病棟(医療費) 35,400円 140,280円 自己負担限度額
食事負担金 18,480円
差額ベッド代 81,000円
文書料(8月分診断書) 5,400円
10月 リハビリ病棟(医療費) 35,400円 149,600円 自己負担限度額 〇(10,800円)
食事負担金 25,100円
差額ベッド代 83,700円
文書料(9月分診断書) 5,400円
11月 文書料(10月分診断書) 5,400円 5,400円

※10月の自己負担限度額は多数該当による高額療養費の還付になります。
※限度額適用認定証の所得区分は、7月31日までは所得区分「ウ」、8月1日からは所得区分「オ」に変更されています。
※転院時に利用する介護タクシーの料金は、市区町村が定める条件を満たせば助成金が下ります(転院の際に介護保険は使えません)。